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宗宮誠祐のblog

名古屋郊外赤池駅近くのジム自由人の代表(ロックジム破天荒、ボンクラージュ、Dioも)blog

フォースは選手と共に 糟糠の妻のことわざを思い出そう

スポーツクライミング日本代表選手会の皆さんは、自信をもって、以下の主張を続けていけば良いと思います。
「無名な時代、苦しい時代を、可能性を信じて支えてくれた個人スポンサーこそを大切にしたい」
選手はフォースと共にあり、フォースは選手と共にある


世界中のクライマーが必ず選手会を応援するでしょう、その心意気や、よしとして。
もちろん、その道はかなり困難な路です。しかし、その道は正しい道です。その道を行く限り、ダークサイドに堕ちる事はない。その主張を続ける限り、フォースは選手達と共にあり、選手達はフォースと共にあリます。
I’m one with the Force, and the Force is with me.」(我はフォースと共にあり、フォースは我と共にある)(映画ローグ・ワンより)

それにしても、ぼくはこう思うのです。
普通なら、若者が新しいスポンサーにちやほやされたり、あるいは、高額のスポンサー料に目がくらんで、これまでお世話なった個人スポンサーを切り捨て、新しいお金持ちのスポンサーに走ろうとする。


ことわざ「糟糠の妻は堂より下さず」を忘れるな
しかし、そこに協会の年長者が現れ、「貧賎の知は忘るべからず。糟糠の妻は堂より下さず」の故事を持ち出して、その暴挙を静かに諭し、若者がダークサイドに堕ちるのを防ぐ。
これが定番で、落ち着きの良い話なのではないでしょうか?
ですから、朝日新聞HPの記事で、個人スポンサーの制限は「選手の強化、競技の普及などを長い目で考えれば、競技全体にとってはプラス」という協会幹部の方の言い分を読んだときは、本当に驚愕しました。
役割が逆転してる、と。
年長者側の独りとして、この事態には、ただただ恥じ入るばかりです。「最近の若いもんは話にならない」なんて、当分、口が裂けても言えません(涙)
貧賎の知は忘るべからず。糟糠の妻は堂より下さず、とは
遠い昔、中国でのお話です。
ある皇帝のお姉さんが夫に先立たれてしまいました。
皇帝は、お姉さんに新しい相手をみつけてあげようと、好きな男性のタイプや、だれか気になる人がいるか、と聞きます。
お姉さんはこう答えました。「宗宮さんみたいな男子がいい」。
(もちろん、宗宮はたとえです、念のため)
宗宮さんは、皇帝の部下でした。が、しかし、既婚者です。つまり、妻がいます。あきらめきれない皇帝は宗宮さんを呼び出し、こう聞くのです。
「ことわざに、ありますよね、偉くなったら交友関係を変えよう。裕福になったら、配偶者を変えるのもあり、って」と。
つまり、「今の妻と離婚して姉と結婚しないか、そうすれば、君はぼくの義理の兄だ、悪いようにはしない」という美味しいオファーをしたわけです。
宗宮さんはこう答えます(宗宮はあくまでたとえです、念のため、笑)。
「おそれながら私はこう聞いています。貧乏な時の友人を忘れてはいけない。苦労を共にした妻を家から追い出してならない、と」
皇帝は姉にこう告げます。「ねえちゃん、ごめん。あいつ、頭が固くて」
以上が、貧賎の知は忘るべからず。糟糠の妻は堂より下さず、の故事です。
協会の方には、この故事をぜひ思い出してほしいですね。
  1. 2017/05/17(水) 09:51:47|
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可能な限り多くのスポンサーの関与を、が IFSCの方針のはず

今回のスポーツクライミング代表選手へのオファーのひとつ、「個人スポンサーロゴの掲出禁止」の目的はなんなのでしょう? 

「個人スポンサーロゴの掲出禁止」はお金の問題

それは間接アンブッシュマーケディング(便乗商法)排除、一言で言えば、お金の問題です。

つまり、「例えば、スポンサーは1業種1社で4社だけ募集します。スポンサー料は1500万円です。前年の1000万円から500万円値上げしました。しかし代わりに他のスポンサーのロゴは全部排除します。大会中にロゴを掲出できるのはその4社だけです。スポーツクライミングはオリンピック種目になって市場価値は高まりましたから、十分、モトはとれると思います。ご検討よろしく」というわけです。

この考え方、ないわけではないと思います。

500万円×4社で、前年より2000万円増えますから、もし排除されたスポンサーのスポンサー料の合計が2000万円に到達しなければ、その方が、特に協会としては得です。

ただ、その排除によって、選手が被害を受ける場合を考慮しなければなりません。

なぜなら排除されたメーカーは選手にこう告げるかもしれないからです。

選手への配慮が必要 個人スポンサーロゴ禁止なら


「うちのロゴが出せないなら、今年、100万円出すのは無理です。今年は50万円に減額します」。

最悪は「100万円出してきたけど、もう君の個人スポンサーをやめる」ということだってあるかもしれません。

この場合、選手が失った50万円、あるいは、100万円を協会は補填してくれるのでしょうか? 

例えば、「他のスポンサーを排除することで増えた2000万円全額を選手に均等に配る。代表選手は男子5人女子5人だから、ひとりあたり200万円。これで、個人スポンサーロゴの掲出禁止の件、納得してほしい」。こうオファーしたのでしょうか?

「一番大事なのは、2020年までにいかに稼ぐか、それだけだ」というのであれば、このオファーは検討に値するオファーです。

ただ、この考えは、日本山岳スホーツクライミング協会の上部組織、 IFSC(国際スポーツクライミング連盟)の目指す方向と矛盾するのではないでしょうか。IFSCのOrganizer Handbook 2017の 2.12. Sponsorshipsの” Sponsors Exclusivity”にはこう記されているのですから。

IFSCの方針は 可能な限り多くのスポンサーの関与を!!です


“Sponsors Exclusivity 

To allow the IFSC and the Event Organiser to involve as many commercial sponsors as possible on IFSC events, no exclusivity will be allowed on either the Event Organiser or the IFSC side. ......”

https://www.ifsc-climbing.org/…/world-comp…/event-regulation

ぼくは、「個人スポンサー排除」ではなく、「可能な限り多くのスポンサーの関与を」というIFSCの方針の方に魅かれます。

もちろん、4社からのスポンサー料の2000万円増額はありがたい。感謝感激です。それでもなお、個人的には、たとえ増額が2000万円を下回ったとしても、クライミング好きの100社が出す1社1万円+選手の個人スポンサーの方に強く魅かれます。ぼくがクライマーだからかもしれませんけど。

それに、狸の皮算用風に、こんなふうに強弁することもできるのではないでしょうか。

貧者の一灯の故事を思い出そう 


「もっと長い目でみようよ。IFSCがOrganizer Handbookで明文で規定するように、可能な限り小さなスポンサーも大切にしておけば、20年後、クライミング好きな小さなスポンサーが1000社に増えて、かつ、1社3万円出す余裕ができているかもしれない。そうしたら、3000万になる。で、それがずっと続くってさ。貧者の一灯の故事、思い出そうぜ」

「 数人の若者がガレージで始めたショボい会社が、アップルみたいになって、ポンと10億円くらい出してくれるかもしれない」。

ぼくはこの夢を追いかけたいタイプです。

というようなわけで、「個人スポンサーのロゴの掲出は禁止」という考えから離れ、 IFSCの考え方に立ち戻って利害関係者の調整を図り、「いろいろあったけど、まあ、良かったね、雨降って地固まるってやつだ」となるといいなと思います。

それに、そもそもAUや三井不動産が、ライバル関係にないクライミングメーカーや飲料メーカーの、ささやかなロゴを掲出することに難色を示しているとは考えにくいです。万一そうだとしても、これまでの選手とスポンサーの絆について一生懸命説明すれば、突破口はあると思います。


(大会スポンサーがコカコーラで、優勝した選手が個人スボンサーのペプシコーラを手に持って表彰台に載りたいっていうのなら話は別だと思いますが(笑))


この問題について奮闘してきた方々からは、「外でワイワイ言うのは気楽で簡単だけど、現場はたいへんなんだよ」と言われちゃいそうですが、それでもなお、この困難な問題を円満に解決する勇気と知恵を備えた方々が、協会や関係者にいないはずはない。少なくともぼくはそう信じたいと思います。

追記

上記のスポンサー料はあくまで仮の話です。ぼくは、90年代まではコンペの運営に関与した事がありますけど、その後はコンペとは無縁の生活です。ワールドカップののスポンサー料の具体額はわかりません。念のため。

  1. 2017/05/14(日) 19:50:40|
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八王子W杯 もうひとつの戦い 代表選手たちの負けざる魂に感動

八王子W杯が終了しました。惜しかったなあ。
次の大会まで一ヶ月くらいあるようですから、選手の皆さんは、まずは休養と身体のメンテナンスですね

 

一方、選手会サポーターはこれからが本番です。 
まさかとは思いますが、念のため、協会による今回の選手声明「私たちは、個人スポンサーの掲出禁止に反対します!!」とW杯でのパフォーマンスに対する選手への不利益処分に注意し、もし処分する動きがあれば、未然に予防する必要があります。 



 

もちろん、 不利益処分がされても 
「HP掲載の規定に照らし合わせると、個人スポンサーのロゴ禁止は不可能ですから、処分なんかできっこないでしょ」、 
「仮に処分が可能としても、違反に対して処分が重すぎます」 
「そもそも、肖像権の管理委託に承諾しないと出場できないよって、なに言ってんすか。大会に参加する権利。つまり、選手のスポーツ権はとても強い権利です!! そんな不当な要求、できっこないでしょ」
 などと防戦することはできます。

 しかしながら、風邪になってから治すより、風邪をひかないようにする方が良いのと同じで、未然に防止するがベストです。

 「今回の件で選手達に不利益処分なんかしたら、絶対に許しませんよ」

 そのためには、ぼくたち一般クライマーが「処分なんかしたら、許しませんよ」と、ワアワア、騒ぎ立てるのが一番と思います。この日記はその一例です。 

処分の未然防止以外にやることをざっと書いてみるとこんな感じでしょうか。 
 

1.最新の登録選手規定の確認
 2.平成27年5月に理事会で承認された代表チームに関わる規程・行動規範・ユニフォーム運用内規のゲット 
3. 2の規定のその後の改定の有無&改定過程の検証(手続きに瑕疵(手続き違反)があれば、そこを攻撃) 
4.選手会と協会の交渉過程の検討(誠実に対応したか) 
5.規定や肖像権の扱いについての他競技との比較 
6.協会と選手の紛争についての仲裁例や裁判例の研究 
7.スポーツ基本法など関係法令の研究 

真摯な話し合いによる円満解決を

 とはいえ、ここ数日、協会の機関誌「登山月報」を調べていたら、昔から知っている方々の名前がチラホラありました。
昼間は一緒に登って、夜は飲んでクライミングの話で盛り上がって、気持ちのよい人たちでした。

ですから、スポーツ法やスポーツピジネスに詳しい弁護士さんに同席してもらって、協会と選手会がじっくり話し合えば、円満に解決できるんじゃないかなあ、と信じたいと思います。

 ただ、最悪の事態を考えて行動するのは山屋の基本です。 それに、ぼくの知っている人たちに権限がないかもしれませんし、協会関係者に悪代官みたいな人がいるのかもしれなません(笑)。

 で、いちおう、 以下も勉強しておこうと思います。 

最強手段としての選手会の労働組合化 

労働組織法 
選手会の労働組合化 

選手会が労働組合日本スポーツクライミング選手会として認定され登録されれば、選手会は、例えば、団体交渉権という強力なカードをゲットできます。協会は誠実に選手会側のオファーした団体交渉(ちゃんと話し合う)に応じる法律上の義務を課されます。もしその義務を怠れば、協会の方が不当労働行為に問われます。有名なとこだと、プロ野球とリーグの選手会は労働組合でもあります。 

日本自由登攀史に残る魂のパフォーマンス I am the captain of my soul. 

閑話休題 

ぼくは、ひとりのクライマーとして、今回の選手会声明と選手の皆さんの会場でのアピールに、感動しました。 

fc2blog_20170508223529496.jpg 

クライミングも素晴らしかったのですが、あのアピールはソチ五輪の浅田選手の4分間の舞に勝るとも劣らない、ブレイブ・ハート、インビクタスという言葉にふさわしい、日本自由登攀史に残るパフォーマンスだったと思います。

 I am the master of my fate
 I am the captain of my soul. 

私の運命を決めるのは私だ 
私こそが、私の魂のキャプテンなのだ 

アルパインクライミングとスポーツクライミングは、そのフィールドは異なりますけど、リスクを怖れず、自分の価値観を信じ、あえて困難に果敢にチャンジするというアルピニズムの精神は、しっかりと若いスポーツクライマーにも受け継がれているようです。 

協会には心あるアルピニストがたくさんいらっしゃるはずです。今回、選手の不撓不屈の魂に触れ、心を打たれた方は少なくないと思います。今回の件を契機にアスリートファーストを実行して頂けると信じます。 

インビクタス(負けざる者達) ネルソン・マンデラを支えた詩 
 

なお、インビクタス(Invictus)とは、死ぬまで屈服しないという意味です。

 イギリスの詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩”Invictus”は、アパルトヘイトと闘った南アフリカ初代大統領のネルソン・マンデラ氏が27年に及ぶ獄中生活で愛唱した詩として有名です。

 特に、最後の2行、カッコいいですよねえ。念のため拙訳をつけました。

 Invictus 
負けざる者たち 

Out of the night that covers me, 
 Black as the pit from pole to pole,  
I thank whatever gods may be 
For my unconquerable soul. 

私を覆う夜の中から
鉄格子と鉄格子の間に広がる暗黒 
私は神に感謝する、神がどのような存在であろうとも 
私の不撓不屈の魂のために

 In the fell clutch of circumstance 
 I have not winced nor cried aloud.  
Under the bludgeonings of chance
 My head is bloody, but unbowed. 

過酷な状況の中でも
私はひるまなかった、
泣き叫ぶこともなかった 
運命にうちのめされ、私の頭は血にまみれた 
しかし、うつむきはしなかった 

Beyond this place of wrath and tears 
 Looms but the Horror of the shade, 
 And yet the menace of the years  
Finds and shall find me unafraid. 

激しい怒りと涙の彼方に 
死の影がはっきりと浮かぶ 
何年にもわたる脅迫をうけても、
なお
私は何ひとつ恐れはしない 

It matters not how strait the gate, 
 How charged with punishments the scroll, 
 I am the master of my fate, 
 I am the captain of my soul. 

その門がいかに狭かろうとも 
いかなる罰に苦しめられようとも 
私の運命を決めるのは私だ 
私こそが、私の魂のキャプテンなのだ 

というようなわけで、アスリートファーストを目指し、がんばりましょう。 

「私たちの無名な時代、不遇な時代を支え、可能性を信じて応援してくれたスポンサーを大切にしたい」という、若い人の心意気に、大人が応えないわけにはいかないと思います。
  1. 2017/05/08(月) 22:48:00|
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ガンバ!! スポーツクライミング日本代表選手会

ぼくは、個人的に、スポーツクライミング日本代表選手会を勝手に応援する事にしました(笑)
で、その一環として、日本山岳協会HPにアップされている同協会の機関誌「登山月報」のバックナンバーを調べはじめました。

http://www.jma-sangaku.or.jp/cominfo/geppou/2015/

求む 日本山岳協会「登山月報」

最も注目すべきは、議事案第11号を承認可決した旨が報告されている平成27年(2015年)6月15日発行のNO.555でした。こうあります。

「5月16日(土)に東京・岸記念体育会館で平成27年度理事会(第1回)が開催され、総会議案等について審議された」。

議事案第11号とは以下です。

「⑾議案第11号  スポーツクライミング日本代表チームに関わる規程(案)について

 スポーツクライミング日本代表チームに関わる規程、行動規範、ユニフォーム等運用内規について説明が行われ、議案第11号は、一部加筆訂正を条件に、賛成21、反対0で承認可決された。」

上記は、平成27年4月9日開催の 務理事会における以下の議事承認をうけたものと推定できます(平成27年5月15日発行の No. 554 参照)。

「⑸代表チームに関わる規程・行動規範・ユニフォーム運用内規( 案)の承認について 

森下常務理事よりスポーツクライミング日本代表選手のユニフォームのスポンサー契約に伴い、日本代表チームに関わる規程(案)、日本代表チームの行動規範(案)、代表チームのユニフォーム等運用内規(案)について説明。規程及び内規記載の日本代表選手をスポーツクライミング日本代表選手と訂正することで、承認された。」。

ちなみに、同会への出席者と委任は「出席者 神﨑会長、八木原・國松・佐藤副会長、尾形専務理事、小野寺、西内、仙石、森下、京オ、瀧本、青木各常務理事、中畠監事」「 委 任 水島常務理事(常務理事13名中12名出席)」となっていました。

代表チームのユニフォーム等運用内規の公開の検討を

以上より、ぼくたちの当面のターゲットは以下です。

1.平成27年に理事会で可決された 日本代表チームに関わる規程(案)、日本代表チームの行動規範(案)、代表チームのユニフォーム等運用内規(案)のゲット

2,その後の上記規定の改定の有無の確認

2は重要です。現時点では改定されている可能性を考える必要があるからです。しかし、 No.564から最新号までの登山月報はネットで公開されていないので、現時点(2017.5.6)で、ぼくは、改定の有無をチェックできていません。登山月報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、チェックしてご連絡頂ければ幸いです。

協会は税法上の手厚い支援措置を享受していますし、社会から寄付金や助成金・補助金なども受けいれることのできる公益性の高い法人ですから、上記の規定を積極的にホームページで公開してほしいですよね。そうしたら、すぐチェックできますから。

博報堂から積極的なアプローチ 

なお、No.560 (27.11.15発行)には、八王子W杯のオフィシャルマーケティングパートナーである株式会社博報堂DYメディアパートナーズについての記載がありました。こちらも興味深い記事です。以下、引用します。

「東京五輪2020 年追加競技種目推薦について

 尾形副会長から資料に基づいて報告があった。また、既に広告代理店として博報堂から積極的なアプローチがあり、電通からのアプローチより具体的であり、博報堂と話を進め 博報堂の提案は5つの大会を抱合的に契約、代表ユニフォームのロゴ掲示をするものである。5つの大会とはボルダリングジャパンカップ、日本選手権/日本ユースクライミング選手権、IFSC W−cup加須大会、全日本クライミング・ユース選手権ボルダリング競技大会、リードジャパンカップである。これには高校選抜大会は入らない。勿論従来のマムート、八海山醸造との絡みがあり、それによって金額は多少上下するが、総額的には変わらない。」(登山月報第560号. pp13-14)

代表選手会の意見に賛同し、その行動を誇りに思います。


いよいよ八王子のW杯がはじまりました。

ここ数日の動向に照らし合わせると、今回、ぼくらはいつも以上に、これぞクライマー魂という日本代表選手のパフォーマンスに魅了されるに違いありません。

ぼくは、ひとりのクライマーとしてスポーツクライミング日本代表選手会の意見に賛同し、その行動を誇りに思います。

最近、クライミングはいまいちですけど、法律関係、特に、検索のしつこさは自信があります。どうか、おまかせあれ(笑)

さて、そろそろ観戦に集中しなければなりません。フランス人権宣言第4条と相通じる往年の名クライマーの名言を御紹介して本稿を終わることにします。

「何をするのも自由だ。自分の魂に愧じない限り」(松本龍雄)

ガンバ!

スポーツクライミング日本代表選手!

自称「スポーツクライミング日本代表選手会を勝手に応援するサポーター」・宗宮誠祐拝

  1. 2017/05/06(土) 13:22:31|
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続・スポーツクライミング日本代表選手の肖像権等の法的問題について

スポーツクライミング日本代表選手の肖像権等の法的問題について、さらに考えるため、明日のIFSCボルダリングワールドカップ八王子2017の主催団体とスポンサー確認してみました。


主催


国際スポーツクライミング連盟


公益社団法⼈⽇本⼭岳・スポーツクライミング協会



主管


公益社団法⼈東京都⼭岳連盟



企画・運営


BWC2017 実⾏委員会



パートナー 


FORCE 


KAILAS 


ENTER PRISES


協賛


KDDI株式会社 


三井不動産株式会社 


オリエンタルバイオ株式会社 


牛乳石鹸共進社株式会社



オフィシャルマーケティングパートナー


株式会社博報堂DYメディアパートナーズ



このうち、三井不動産株式会社は2020オリンピックのゴールドパートナーです。同社が負担するオリンピックのゴールドパートナースポンサー金額は年間25~30億円と言われています。



意外に選手にやさしい日本山岳協会の登録選手規定


次に、選手の肖像権の管理についての規定の仕方がどうなっているのか、確認するために、公益社団法人日本山岳協会の登録選手規定を見てみました。


http://www.jma-sangaku.or.jp/sports/?ca=19



見つけたのは8条(商業行為等)です。こうあります。


「登録選手は自らの責任において,次の各項の商業行為その他これに関連する行為を行うことができる。」。


そして3項にこうあります。

3 競技用衣服若しくは用具に対してJWA,UIAA,IFSC,ISMF、又は日山協が許可した社名,商標,社章あるいは所属クラブ名以外の広告物を付して 競技をすること。


というわけで、この規定に照らし合わせると、個人スポンサーのロゴを付けても問題ないんではないでしょうか?


うーむ。なぜ紛争になっているのかよくわからなくなってきました。


もしかすると、この規定は理事会が改廃できる(第13条 本規程の改廃は、理事会の議を経て行う)となってますから、既に改定されて、野球やサッカーのように、選手は肖像権の管理を協会等に委任するという規定に変わったんでしょうか?


でも、もしそうなら、新しい規定がアップされているはずですが、見つかりませんでした。


さらに言うと、 もともと選手に帰属している肖像権(正確にはパプリシティ権?)は、選手の同意なしには管理することも譲渡することも不可能ですから、理事会で勝手に変えても無意味ですけど。


そもそも、今回、いったい、どんな書面が選手に届いたんでしょうかね?


すごく気になるところです


オリンピックでさえ、個人スポンサーのロゴOK、いわんやW杯をや

次は、「スポーツ法務の最前線」に興味深い記載があったので、ご紹介します。


「オリンピックに参加するにあたって、アスリートは、エリジビティコードというアスリートに課せられる規則(オリンピック期間中、肖像権をIOCに預託するなど)の遵守を誓約することが求められる。このコードによれば、たとえば、アスリートがオリンピックで着用するユニフォームに掲載できる個人スポンサーのロゴの大きさがきめられている。競技ウェアに掲示する大きさは20平方センチメートル以内にすること、帽子に掲示する大きさは6平方センチメートル以内にすることなどの制限も含まれている」(p.49)


というわけで、たぶんW杯にくらべて莫大なお金が動くオリンピックでさえ、規定内の面積なら ユニフォームや帽子に 個人スポンサーのロゴの掲示OKってことにして、選手の個人スポンサーに一定の配慮をしているってことですから、今回の「スポンサー以外のロゴは全部NG」という要求は合理的とはいえないように思います。



以上をまとめるとこんな感じです。


1.協会の規定は、サッカーや野球とは異なり、選手ファーストになっている


2.選手の承諾をゲットし、理事会で改訂されて、肖像権を協会が管理するようになっていなさそう


3.オリンピックでさえ、個人スポンサーのロゴの掲示OK


ですから、三井不動産がオリンピックに対するスポンサー料よりも高額のお金(年間30億円以上)を協会に支払って頂いているというのであればともかくも、そうでなければ、いったいどこでから、「チョークバックやユニフォームにこれまで応援してくれたスポンサーのロゴをつけるな」という大人げない話が出てきたのか、理解に苦しむところです。


もし規定の改定もなく(改定が理事会の決議だけで決めてしまえるという手続きの問題点は目をつぶるとしても)、本来は選手に帰属する肖像権を、選手の承諾も得ずに、今後は協会が管理すると勝手に決めて、その上でこれまた勝手に契約して「もう契約しちゃったから黙って従いなさい」じゃあ、ブラックなお話と言わざるをえないのでは...


もし、こんなんじゃあ、グッド・ガバナンスを要求される公益社団法人として失格じゃないんですかって言われたら、反論は難しいと思います。


公益社団法人にはグッド・ガバナンスが要請される


最後に、公益社団法人にはグッド・ガバナンスが要請されるわけですが、「スポーツ法務の最前線」には、スポーツ団体のあるべきガバナンスとして4つの理念をあげています。そのうちの3つを紹介して、本稿を終わりにします。



1,民主的な組織・制度の構築、民主的な運営


 「一部の者の専制」はダメです。「広く構成員の意見を聞き、議論を重ね、意見を集約して意思決定や運営を行って」ゆかねばいけません。


2.法の支配の確立


「スポーツ団体に自治が認められるとしても、無制約に認められるわけではなく、法の支配に服し」ます。選手の「基本的人権は尊重されなければならない」のです。肖像権/パブリシティ権は選手の人格権です。勝手に譲渡したり、管理できるはずはありません。


3.透明性・説明責任


「閉鎖的な団体は腐敗を生みやすい」ので開放的な団体でなければなりません。透明性を確保し、説明責任を果たしてゆかねばなりまん。


みんなでがんばりましょう。

  1. 2017/05/04(木) 22:31:51|
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