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宗宮誠祐のblog

恵那のジムボンクラージュ(半田市Dioも)の代表blog

百間など豊田アクセス問題 4/15会議内容要約

百間、百間楽園、天空とクライマーが呼称してきた豊田の岩場は、地域との間に問題が発生したために、2019.3.24以後、クライミング禁止になっています。

私は、これらの岩場での開拓はもちろんクライミングも未経験でした。しかし、3/24の自治会集会に同行を依頼されて参加したことがキッカケとなり、このアクセス問題と深く関わることになりました。

あれから約3週間。私なりに微力を尽くしてきましたが、地域の方々のご厚意で2019/4/15の冷田地区自治会長会議に参加せて頂いて、「これからどうして行きたいか」というご要請についてご説明したことで、今後の課題もはっきりし、ひとつの区切りを迎えたと考えています。

以下に、同会議の会議内容要約を開示いたします。
ご一読いただければ幸甚に存じます。

なお、この要約につきましては、2019.4.18、要約案のご確認を、自治会長様にお願いして一部訂正をいただき、かつ、クライマーの皆さんに広く周知することについてのご承諾もいただきました。

最後に、私たちクライマーに釈明の機会を与えて頂いた冷田地区のご厚情に、もう一度、感謝申し上げます。

2019.4.19
豊田アクセス問題ミーティング
宗宮誠祐

IMG-5510.jpg


2019/4/15の会議内容要約

第1 会議出席の契機

2019/3/24の栃本町の会議、3/25のお電話で、私たちクライマーは以下のご見識とご要請を拝受いたしました。

自治会への説明会及び入山許可申請がないにもかかわらず、クライマーの方々は勝手に山に入り、岩を登っている。どこのだれかわからない人が栃本町及び冷田町の山に入山している現状は極めて遺憾である。状況は厳しいが少なくとも、以下の検討が必要である。

(1)きちんとした組織設立
(2)事前に誰が入山するかの明確化
(3)万一の時の責任者を決め、責任をとる体制作り

4/1には、再度、上記のご指摘を拝受するとともに、4/15の会議に出席して、これからどうしてゆきたいのかを説明して頂きたい旨の要請を受けました。

これを受け、この問題にコミットしたクライマー有志のうちの4名(1名は日本フリークライミング協会若林理事、もう1名は宗宮)は、4/15 に会議に参上し、以下のご提案をさせて頂きました。

第2 会議でのクライマー有志からのご提案

(1)組織設立
何らかの組織を作り 、入山希望者には、おいでんトレイル足助栃本様から拝受した利用誓約書を参考に作成した誓約書(案)に入会時にサインをしてもらう。当該誓約書の主要項目は、以下を検討中。
・火気使用厳禁 
・ゴミ持ち帰り
・場所が特定できる情報のネット掲載厳禁
・違反があった場合は会の懲戒規定に基づき、戒告、資格停止、除名により対処。

(2)入山者把握
会員名簿を提出(ネットを使用した入下山システムを構築も検討中)。

(3)万一の場合の賠償
 ア.利用中に損害を発生させた場合は責任者の特定に全力をあげる。
 イ. 組織として賠償責任保険加入を設計中(eg. スポーツ安全保険)。
 ウ. 各会員には個人賠償責任保険加入を検討(賠償額1億円程度)。

(4)その他
 ア.子供クライミングイベント、自然の岩での競技会、などの開催
 イ. 清掃クライミング
 ウ. 倒木処理 
 エ. 入山協力金
 オ.クライミング情報HPの開設 ルールの周知 地域紹介 

第3 JFAからのご提案

第4 冷田地区からのご回答及びご要請(順不同)

これらに対してご回答とご要請を拝受いたしました。以下は、その主要部分です。

(1)冷田町の山はすべて私有地。固定資産税を払っている。自分たちの庭だ。そこで勝手に登ったり、枝を切る、アプローチ作る。許可なしでは一切登って欲しくない。

(2)MTB団体のおいでん栃本トレイルさんからは、事前にきちんと利用したいという話があった。山が見たいと言ってくれ、まず草刈り作業に参加してくれた。それで、これだけ貢献してくれたなら、山を案内しようとなった。クライマーの皆さんも、地元に誠意を見せて、長年かかってもいいからお付き合いをしていってくれればいいのではないか。エリアをなくしたくなかったら誠意を見せていただきたい。

(3)提案は前よりは良くなった。再度考えて最善の策を練ってほしい。地主からクライミングの許可OKをもらい、地域からもOKが出れば登れる可能性はある。

(4)地主と契約書は交わしているのか? 口頭では不十分ではないか?書面が必要では?協定を結ぶのはどうか?責任の所在がはっきりする。

(5)ネット発信をオープンてはなく、会員しか見れないクローズド型にして、不特定多数のクライマーがこれないようにできないか?

(6)岩に自分たちで名前をつけ、許可なくネットで公開していることは遺憾である。

(7)アプローチは、昔は通学路。しかし、通学路でなくなってからゴミの不法投棄が増えた。昨日も軽トラ一杯分のゴミが発見された。年末からこの春と思われる。不法投棄はクライマーではないかと考える声が地域で上がっている。

(8)不法投棄の件で土日は警察のパトロールがある。他府県ナンバーの車があれば職務質問があるだろう。

(9)他府県ナンバーの車が止まっていると大人でも怖い。

(10)地域には小学生がいる。地域では他府県ナンバーは見ないので親がとても心配する。そこをなんとかしてほしい。例えば「クライマーです」という表示をしてほしい。もちろん、だからと言って、そうしたら、すぐにクライミングOKということではない。

(11)冷田の山は登って見てどうか?どんな魅力があるのか?

第5 クライマー有志及びJFAの行動予定

上記のご要請に応えるべく、クライマー有志一同とJFAは以下に取り組んで参ります。

(1)不法投棄ゴミの清掃イベント開催
(2)入山禁止(特にGWの入山禁止)の周知
(3)組織設立

クライマーの皆様のご理解とご協力、どうかよろしくお願い申し上げます。

文責 宗宮誠祐
***************

追記1
4/15会議で配布させて頂いた資料のテーマは以下の3つでした。
 第1 栃本町自治会様からのご要望とご回答
 第2 岐阜県恵那市 笠置山クライミングエリアについて
 第3 冷田町と栃本町でのクライミング経緯と許可の現状の暫定報告

追記2
4/15会議での本件の次第は以下でした。
 1.謝罪(全員)
 2.栃本地区からの要請へのご回答(宗宮)
 3.NPO法人JFAよりのご提案(若林)
4.謝罪(全員)
 5.質疑応答

追記3
豊田の岩場は、法務局などで、すべての地権者の方を把握してクライミング許可を得るという方法ではなく、地権者の方を現場で足で訪ね歩いてクライミング許可を得るという方法を取ってきました。

しかし、今回の件を受け、かなりの費用は発生しますけれども法務局などでの地権者を調べて全員の方から許可を得るのはもちろんですが、自治会や地区からのクライミング許可も取得する方式にできるだけ速やかに移行すべきと、考えています。
  1. 2019/04/19(金) 17:10:00|
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