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宗宮誠祐のblog

名古屋郊外赤池駅近くのジム自由人の代表(ロックジム破天荒、ボンクラージュ、Dioも)blog

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スポーツクライミング日本代表選手の肖像権等の法的問題について

今日知ったクライミングの日本代表選手の肖像権等の法的問題を調べてみました。拙速でも書いた方がよさそうなので書いてみます。間違ってたら教えてください。

なお、今日知ったクライミングの代表選手問題とはこれです(ここもオリジナルも公開モードでしたので御紹介します)。
https://www.facebook.com/ozawashinta1006/posts/1233926410053503?pnref=story


アンブッシュ・マーケティング問題 

問題のひとつは、アンブッシュ・マーケティング問題です。ざっくりいうと、スポンサーは多額のスポンサーを支払っている。スポンサー料を支払いもせずに、便乗して稼ぐのは許さない、というやつです。

アンブッシュ・マーケティングにはいくつかの類型があります。今回の個人スポンサーのロゴをチョークバックにつけるのは、大会のスポンサーではないのに会場で広告物の提出をおこなうという類型にあてはまると協会側は主張したいのだと思います。

この有名な例としては、バルセロナオリンピックで公式スポンサーではないナイキが、バスケットの出場選手のマイケルジョーダンと個別契約を結んで、彼を起用したCMをオリンピック開催中に放映し続けたというのがあります。

それはさておき

主催者はコンペで個人スポンサーのロゴはNGと言えるでしょうか? コンペ会場は、主催者が会場を借りることで施設管理権をゲットできますから、この管理権に基づいて、個人スポンサーのロゴはNGと言えそうな気がします。

もし無視してロゴをつけて出場したら、民法709条の問題になりそうです。(もし、選手が個人スポンサーのロゴはつけないという契約を主催者と交わしていたら、民法 415条の債務不履行責任の問題になるでしょう。)

あと、協会からなんらかの制裁処分を課せられる可能性が高いことも考慮しておく必要があります。


肖像権問題

選手側から以下の主張がなされました。

「選手の合意なしに、肖像権やその他の権利を勝手に売却した行為は許せるものではありません」

「選手の肖像利用は協会のオフィシャルスポンサーのみに限定し、個人スポンサーがお金払ってでも肖像利用するという権利さえも認めない」

まず、肖像権は人格権に由来する権利なので、選手個人のものです。ですから、「選手の合意なしに、肖像権やその他の権利を勝手に売却」できません。正確に言うと、選手の合意があっても譲渡可能かどうかもまだ定まっていません。

ただ、その管理を委託しちゃうと、「売却」に近い感じになります。例えば、プロ野球選手は、球団との統一契約書にサインしちゃってますから、その16条を承諾したことになってしまいます。16条にこうあります。

「選手はこのような写真出演等にかんする肖像権、著作権等のすべてが球団に属し、また球団が宣伝目的のためにいかなる方法でそれらを利用しても、異議を申し立てないことを承認する。」

これだと、「ゲームに関する肖像等の利用を一社だけに独占させるな」「宣伝目的のためなら、どう利用してもOKと言ったけど、ゲームをつくるのは宣伝ではなくて商品化だ。つまり宣伝じゃない。宣伝じゃない商品化まではOKとは言っていない」と主張しても、商品化も宣伝の一種だと反論されると厳しいです。

実際、最高裁は球団側を勝たせました。

というわけで、もし代表選手が協会と16条のような条項のある契約書に既にサインをしていたら、かなりマズイことになります。

ぼくなら、サインを求められても保留するでしょう。個人的には、肖像権はもともと選手の権利ですから、協会に管理を委ねる義務は微塵もないと思います。 選手各自、選手のマネージメント会社、あるいは、選手会で管理すれば良いのではないでしょうか。 実際、大リーグでは選手会が選手の肖像権を管理しているようです。

「よくわかんなかったけど、もうサインしちゃった」場合も希望はあります。相手側は、キチンと説明する義務があります。それを怠ったと主張して、契約を無効に持ち込む事も不可能ではありません。

なんにしても、かなり専門的な話なので、協会との契約がまだであれば、その契約書を弁護士にチェックしてもらう必要があります。契約時に弁護士に同行してもらう、あるいは契約の代理人になってもらうという手もあります。

弁護士に相談するのがベスト

いっそ選手会でこの件を弁護士に委任して、選手側の要望を契約条項に入れる交渉をしてもらえばよいのではないでしょうか。弁護士報酬そんなに高くないと思いますし、カンパを募ればすぐに集まると思います。もちろん、ぼくもカンパします。

選手は競技に集中してほしいです。


以下、参考url:です。

日本プロ野球選手会公式HPの肖像権問題

http://jpbpa.net/reform/portrait.html

プロ野球選手の肖像権、最高裁も球団管理認める 

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1601R_W0A610C1000000/

Rockclimbing連載中のフリークライマー合田弁護士による「アスリート(スポーツ選手)を全面的にサポートするための法律事務所」

http://www.gohda-law.com/

今月でた「スポーツ法律相談」改訂版。これは読んだ方が良い。ぼくも 買わねば。

http://www.seirin.co.jp/book/01708.html

「標準テキスト スポーツ法学」

http://www.eidell.co.jp/book/?p=5031

  1. 2017/05/04(木) 00:38:00|
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