http://help.fc2.com/ranking/manual/Home/touroku/settei.html

宗宮誠祐のblog

名古屋郊外赤池駅近くのジム自由人の代表(ロックジム破天荒、ボンクラージュ、Dioも)blog

開拓時のホールド製造についてのメゴス氏の個人的基準など

ホールド製造、いわゆるチッピングについてのメゴス氏のFB&インスタでのコメント。それを受けたBjörn Pohl 氏のコメント、そして、その後、UKclimbing.comに掲載された、Björn Pohl 氏によるメゴス氏のインタビュー中、ホールド製造に関する部分を訳しました。かなり訳しにくいです。非常にデリケートな問題だからかも。

間違ってたら、ご指摘の上、直して頂けると助かります。どうかよろしくお願いします。

"Becoming" 9a+のシカ(接着剤)の質が.....

まず、メゴス氏のFB&インスタの原文と訳です。

"one of the last remaining hard routes for me in the Fj went down yesterday. "Becoming" 9a+ at Rotenstein.
フランケンユーラに残っている、私にとって難しいルートの一本を昨日登りました。
Rotensteinの "Becoming" 9a+ です。

There is just one thing to say. Well built that thing but the Sika doesn't seem of good quality, it crumbles...
From 'in the making' to "Becoming"... "
ひとつだけ言いたい事があります。良い仕事なんですけど、シカ(接着剤)の質が良くないです。くずれちゃって...
'in the making' から"Becoming"まで....

今は、チッピングOK?

次は、2016年10月24日付UKClimbing.comのニュース欄で"Alex Megos repeats Becoming, 9a+"を書いたBjörn Pohl 氏のコメントの原文と訳です。

"Is chipping still an issue or is it widely accepted now? Is it ok to chip? Did I miss something??
チッピングは今もその是非が議論中の問題なのか?
あるいは、今では、チッピングは広く許容されているのか?
削ってもOKなのか? 私は何かを見逃していたのか??

Maybe. Looks like everybody is doing it and nobody seems to say anything... "
もしかするとだけど。みんながチッピングしていて、そして、誰もなにも言っていないような気がする...

"That thing [The Becoming] is absolutely glued. "
“Becoming”は明らかにグルーされている。

最近、グルーイングを、よく見かけます

そして、いよいよ、Björn Pohl氏によるメゴス氏へのインタビューです。

Björn Pohl: About "new holds" and "leaving marks", recently you questioned whether chipping & glueing had come in fashion again. Is this something you see more of these days? Not only in Frankenjura

インタビュアー: 「新しいホールド」(アクシオン・ディレクトの新しいホールドをさしていると思うんですが、これらが、ギュリッヒの初登時にも存在していてギュリッヒが気づかなかったり、気づいても使わなかったんだけど、その後、誰かが発見したのか、そうではなくて、元々は存在しなかったのに出現したのか、という詳細はインタビューからは不明です)や「チョーク跡」(これは。たぶん、ティックマークのことかな、と)についての質問です。チッピングやグルーイング(ホールドを壊れないように接着剤で固める事とぼくは理解しています。他方、なにもないとこに接着剤でホールドを貼付けたり、なにもないとこに接着剤を塗って、それをホールドとする場合をさす人もいるかもしれません。)が再び流行しはじめたんでしょうか、 あなたはつい最近問題提起しましたけど(メゴス氏のFB&インスタをさしていると思います)、最近の状況について、あなたはどう感じていますか。フランケンユーラはもちろんですが、他のエリアについても、お聞きします。

Yes, it is something I see more of these days. But probably just because I started looking more closely.

はい。ここしばらく、以前より見かけるようになっています。でも、それは、私が、以前より注意深くチェックするようになったためだと思います。

Not only in the frankenjura no

フランケンユーラはもちろんですが、他のエリアについても、です。

Björn Pohl: The question just is where is the line of chipping?! I would say hardly any route nowadays or in the past is not "manufactured". Loose flakes have been removed, holds might be reinforced.
Where do you draw the line yourself for what's acceptable?

どこまでOKでどこからがNGか

インタビュアー: 聞きたい事は、ここからはチッピング(岩を削ることだけでなく、ホールドをはったり、接着剤で補強することも含めてチッピングという人もいます)で、ここまではそうじゃないっていうラインはどこかっていうことです。 今も昔も、まったく手を加えていないルートなんてないと思います。脆いフレークは、はずされますし、ホールドは補強されますからね。
あなた自身はどこにラインを引いていますか、つまり、岩に手を加えることを、どこまで許容しますか?

I draw the line there: it's ok to glue holds back on if they fall off. Glueing on holds that were sort of similar is very, very questionable

私の一線は、こんな感じです。ホールドが取れた時に、そのホールド接着剤で付け直すのはOKです。でも、似たようなのをくっつけることには、ものすごく疑問を感じます。

Björn Pohl: I guess one could argue that removing and reinforcing a hold changes a route equally much...

インタビュアー: ホールドの除去も補強もルートを変えるという点では同じだと言えるのでは....

Of course it does change the route. That's sort of the job of the guy who bolts the route to make a decision whether it should be removed of reinforced

もちろんそうです。どちらもルートを変化させます。ただ、もろいホールドをはずすか、補強するかの決定は、そのルートを作る人の決めることなんです。

Drilling holds and glueing on stuff that was not there: not ok
ドリルで穴をあけてホールドを製造したり、そこになかったものを貼付けるのはダメです。

Making holds bigger: not ok
ホールドを大きくするはダメです。

removing holds to make it harder: not ok
難しくするためにホールドを除去するのはダメです。

Björn Pohl: So, in short, the better the rock, the less room for "creativity"?

インタビュアー: ということは、端的に言うと、岩が固い場合は、「製造」の余地は小さくなりますか?

yes, If you've got a pile of choss you can do anything almost...

はい。もし、もろかったら、なんでもありということに....

他のトップクライマーはなんと言ってますか

Björn Pohl: Is this something you discuss a lot with other climbers who make first ascents? Do you ever come across climbers who openly disagree with you on this issue?

インタビュアー: あなたは、この問題について初登者の人々と、たくさん議論しましたか? この問題について、あなたに同意しないと公言するクライマーに、でくわしたことはありますか?

To be honest I haven't talked to too many other (strong) climbers about that. I know that basically everybody I talk to agrees that chipping is a NO go, and still it happens very often in my eyes.

正直に言うと、私は、これまで、この問題について、他の強いクライマーとあまり話した事はないんです。基本的には、みんながチッピングはダメだということに同意すると思います。それでも、私の目から見て、チッピングは頻繁に発生しているんです。

Mostly to a degree that is still acceptable, but sometimes just a bit too much...

たいていは、その程度は許容出来る範囲にあるんですが、ときどき、ちょっとひどいなと思うのが...

II know that Nalle is against chipping. Most boulderers are. It's more common in route climbing I feel, but maybe that's just because I climb more routes then boulders? Using sika or glue is not as common in bouldering I would say.

ナーレはチッピング反対です。ほとんどのボルダラーもそうです。チッピングはルートクライミングに多いような気がします。しかし、それは、私が、ボルダーよりルートをたくさん登っているから、そう感じるだけかもしれません。ただ、シカ(代表的な接着剤の商品名とぼくは理解しています)やグルー(接着剤一般とぼくは理解しています)の使用は、ボルダーではあまりみかけない、とは言えそうです。

以上です。

まとめると、ロイヤル・ロピンス氏のように、岩は神聖なものだから侵すべからず、手を加えるのは一切禁止だ、という立場にはないことがわかります。ただ、自ずと、これ以上はダメだと言う一線があるべきで、最近、その一線を超えるルートに遭遇することがある、ということだと、ぼくは理解しました。

なお、インタビュー中、初登者がニーパットを使わなかったら、自分も絶対使わないってのは印象に残りました。このインタビュー、誰かが全文を訳すと良いんですが...

インタビュー全文は以下です。
http://www.ukclimbing.com/news/item/70783/interview_alex_megos
  1. 2016/11/11(金) 11:30:17|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://jiyujinclimbing.blog2.fc2.com/tb.php/761-fe2948ef
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad