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宗宮誠祐のblog

名古屋郊外赤池駅近くのジム自由人の代表(ロックジム破天荒、ボンクラージュ、Dioも)blog

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フリークライミングの定義 行動規範and/or評価規範

フリークライミングの定義はいくつかありますが、ここでは、ヴォルフガング ギュリッヒ&アンドレアス クービン著『フリー・クライミング上達法』(1988, 山と渓谷社)の定義を採用してみます。

「このクライミングでの重力克服手段には、ハンド・ホールド、フット・ホールド、クラックなどの、岩の自然のホールドだけが使われる。ロープ、ピトン、ナッツのような「人工手段」を前進のために、あるいは休憩のためにでも使えば、それは人工登攀になる」

ここで、大きな問題が、実は、あります。
この定義をどう解釈するかということです。

具体的には、3つの立場があると思います。
(1)行為規範、つまり、前進のための人工手段禁止というフリークライーマーへの命令と解釈する。
(2)評価規範、つまり、そのクライミングがフリークライミングか、そうでないかを,事後に客観的にチェックするための基準と解釈する。
(3)行為規範かつ評価規範と解釈する。

ぼくは、いろいろ考えた結果、(3)の立場をとることにしました(2016/11/1現在)。
より厳密には、(2)>(1)、つまり、第一義的には評価規範である。しかし、副次的に行為規範でもあるので、行為規範に反した場合は、フリーで登ったという客観的評価は覆らないけど、批判は甘受すべき、という解釈です。

上記に基づいて、なぞなぞ4と5を考えてみます。

【クライミングなぞなぞ その4】
Aさんがチッピングをして登ったボルダー課題「X」。Bさんは、どのホールドがチップドホールか、すぐにわかったが、そのチップドホールドも使って、課題「X」を登った。
さて、Bさんは「X」をフリークライミングしたといえるか?

フリークライミングでは「岩の自然のホールドだけが使われる」というのですから、人工的に削られたホールドを使ったAさんのクライミングは「フリークライミング」ではないことになります。

そして、前進のために人工手段を使うなという命令にも違反していますから、フリークライマーという立場を捨てない限りは、フリークライマー仲間からの批判を甘受しなければならないでしょう。

なお、アンケートで「Bさんはフリークライミングした」と答えた方は、フリークライミングでは「重力克服手段には、ハンド・ホールド、フットホールド、クラックなどの、岩の自然のホールドだけでなく、誰かが製造した人工のホールドも使われるというフリークライミングの定義を採用していることになりそうです。

【クライミングなぞなぞ・その5】
Aさんはチッピングしてホールドを作ってボルダー課題「X」を登った。
Bさんは、ボルダー課題「X」の、とあるホールドを、これは絶対にチップだと思った。しかし、それを使わないと登れなかったので、そのホールドも使って、ボルダー課題「X」登った。
その後、それはBさんの勘違いでBさんの使用したホールドは全部ナチュラルなホールドだったことがわかった。
Bさんは「X」をフリークライミングしたといえるか?

この場合、結果としては、Bさんは、ナチュラルなホールドしか使っていませんから、Bさんのクライミングは、フリークライミングと評価できます。

一方、前進のために人工手段を使うなという命令には違反していますから、フリークライマーという立場を捨てない限り、その態度について、フリークライマー仲間からの批判を甘受しなければならないことになります。


なお、クライミングの定義の解釈について、(1)の立場、つまり、前進のための人工手段禁止命令、を採用する方は、なぞなぞ4と5のどちらの場合も、「フリークライミング」ではないという結論になります。なぜなら、Bさんは、「前進のために人工手段を使うな」という命令に違反することを知りながら、あえてその命令に違反する行為を選択したからです。

アンケートご協力、ありがとうございました。ご意見、ご感想をお待ちしています。
  1. 2016/11/02(水) 10:14:46|
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