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宗宮誠祐のblog

名古屋郊外赤池駅近くのジム自由人の代表(ロックジム破天荒、ボンクラージュ、Dioも)blog

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終了点での結び替え不要論 ビナを捨てましょう 補論

昨日のblog「終了点での結びかえ不要論」は、かなり反響がありました。
いくつか、補足をしておく必要を感じます。
昨日のblogも少しも書き足しておきました。もちろん、趣旨は変わっていません。

終了点での結び替え不要論は結び替え絶対不要論ではない

昨日のブログは以下を想定し、その前提の上で、終了点での結び替え不要論、具体的にはビナ残置を推奨したものです。よって、終了点での結びかえ絶対的不要論ではありません。

リードを始めたビギナーが安全な地面から20-30mくらいのルートをシングルローブでリードし、終了点到達後は、終了点からロワーダウンで当該地面に戻る。終了点にはラッペルステーションが設置され、そのことをクライマーと確保者は知っている。しかし、残置カラビナがついているか、存在するとしてもゲートが開くかの情報はない。終了点到達時にこのビギナーのギアラックに安環付ビナ1枚とヌンチャク1本がある。

安環付ビナ1枚のみを使用する結び替え方法のメリット

終了点における安環付ビナ1枚とヌンチャク1本を使用する結び替え方法を知ったのは、あるメーカーのカタログでした。もうかなり前です。

それまでは、以下が一般的だったと記憶しています(概略です)。

1.ヌンチャクなどでラッペルステーションにセルフビレイをセットし、ビレイヤーに頼んでロープを緩めてもらう。
2.ローブをたぐり終了点に固定する(結び替え中に落とさないように)。
3.ローブをほどく(心拍数が上がります)。
4.ラッペルステーションのリングにローブを通して、もう一度ハーネスに結び直す。
5.ビレイヤーに声をかけ、ロープを張ってもらい、ローブに体重をかけて結び替えにミスがないか再確認する。
6.セルフビレイを解除し、ロワーダウン

これに比べ、

新しい方法は良い点があると思いました。

なぜなら、終了点到達→結び替え→ロワーダウンの過程中、ビレイヤーによる確保が途切れる事なく継続するからです。従来の方法は一定時間ビレイヤーによる確保が途切れます。

しかしながら、3つの疑問を感じました。

安環付ビナ1枚のみを使用する結び替え法の問題点

1つ目は、リードする時に、安環付ビナをもってくクライマーいるかなあ、ということでした。ただ、この点は、啓蒙活動によって解決できる、と、思い直しました。


2つ目は、安環付ビナをセットする位置を間違える可能性です。
暗かったり、慌てていたり、疲れたりしてたら、間違えて、例えばギアラックにかけちゃうかもなあ、と感じました。



それで、ぼくは、この方法を採用した時は、安全度を高めるために、安環付ビナをビレイループにかけた後、更に、ロープの末端を、再度、ハーネスのタイインポイントに結ぶことにしました。

終了点ではスタート時とは異なり、ビレイヤーと2人でチェックできません。一人でチェックするしかないのです。しかし、うっかり者の僕でも、さすがに2回は間違えないだろうと思ったのです。




安環付ビナ1枚のみを使用する結び替え法の原理的問題点

3つ目の疑問は昨日も書きましたが、重要論点なので繰り返します。以下です。

終了点到達時にギアラックに安環付ビナ1枚とヌンチャク1本があるなら、 その安環付ビナを終了点にセットし、ローブを通し、残置してロワーダウンするのが一番安全だ。なにしろ、ビレイヤーとクライマーでダブルチェックしたメインローブをほどかなくてもいんだから。にもかかわらず、なぜ、こんなややこしくて、危険なことをするんだろうか?



いろいろ考えてみました。
しかし、終了点に自分のギアを残置するのが惜しいってこと以外の理由を思いつきませんでした。

以上の検討により、ぼくは上記の結び替え法の採用を、原則、却下することにしました。そして、安環付ビナ(マイロンの時もありました)を1枚ギアラックにかけておいて、残置ビナがなかったり、ゲートが開かなかった場合は、その安環付ビナを寄付して下降する方法を採用し、周りにも強くすすめて、現在に至っています。



応用問題 初級者は読み飛ばしてもOKです



えっ、ルートにルーフ越えがあって、終了点がそのルーフのかなり奥にあったらどうするの、ですか?


その場合は、当該終了点にロープをかけてロワーダウンしようとしても、岩とロープの摩擦でてロワーダウンできず、空中でにっちもさっちもいかなくなり、「だれか助けてください」ということになりかねませんね。



えっ、だから、その場合に終了点からロワーダウンして、ルーフの下の支点でセルフビレイをセットし・・(省略)・・結び替えして、ロワーダウンすることになるはずです(ハンガーの形状によっては、ビナ残置が必要です)。よって、結び替えは絶対必要なテクニックでは、ですか?



初心者が、そのようなルートをリードする事の問題点は捨象するとして、その方法が唯一の方法と言えるのでしょうか?ぼくには唯一の方法とは思えません。

まず、ロワーダウンではなく終了点から懸垂下降し、ヌンチャクを回収するという方法が思い浮かびます。ただ、ルーフがでかいと無理/困難かもしれません。その場合は、確保者にセカンドで登ってもらって、ヌンチャク回収をお願いし、2人で懸垂下降はどうでしょうか。もし終了点から歩いて降りられるなら、確保者にセカンドで登ってもらって、ヌンチャク回収をお願いし、一緒に歩いて降りるという方法も浮かびます。


えっ、懸垂下降は知らない、「セカンド」の言葉の意味がわからない、でも、結び替えだけは本で読んでなんとなく知っている、ですか?

その場合は、「誰か助けて下さい」と大声で叫ぶのが唯一の選択肢と感じられます。

安環付ビナがあるなら、残置してロワーダウンがやっぱりベスト 少なくともそれを考慮すべき 

長くなったので、以下に、ぼくの考えをまとめておく事にします。


(1)結び替えが唯一の選択肢となるケースは少ないのではないか? であれば、結び替えが内包するリスクに照らし、結び替えは初心者が絶対に知っておかなければならない必要不可欠な知識とまではいえず、ある程度、リード経験を積んでから修得すれば足りる技術である。

(2)安環付ビナのみをビレイループにセットしてロワーダウンする方法は、安環の閉め忘れ(オートロックでないもの)、なんらかの原因による安環のゆるみ(特にオートロックのもの)や解放、かけ間違い(eg.心的要因によりギアラックにかけてしまう)を誘発する危険を内包する方法なので、この積極的推奨は疑問である。

(3)(2)の方法を採用するときは、安環付ビナをビレイループにセットするだけではなく、併せて、ロープ末端をハーネスに結び直すべきである(当該8の字結びのループ/当該安環付ビナとビレイループをヌンチャクで連結しバックアップとするいう方法もある)。ただし、 近時推奨されているように、その後に8の字結びをほどくかどうかはケースバイケースとなる。

(4)そもそも(2)の方法採用時においては、安環付ビナを残置するという単純明快な方法により、結び替えリスクを0にすることができる。加えて、(2)の方法よりも、安環付ビナ残置の方が、作業に必要な時間は短い。よって、中級者以上は格別、初心者は、(2)の方法による結び替えではなく、終了点に安環付ビナを残置してロワーダウンする方法を選択すべきことは明らかである。

(5)付言すれば、中級者以上も、疲労、気の焦り、勘違い等により、ミスをする可能性は常に存在する。よって、中級者以上も、安環付ビナ残置を選択肢として常に考慮し、臨機応変に対応すべきである。




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  1. 2015/12/23(水) 16:24:41|
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