http://help.fc2.com/ranking/manual/Home/touroku/settei.html

宗宮誠祐のblog

名古屋郊外赤池駅近くのジム自由人の代表(ロックジム破天荒、ボンクラージュ、Dioも)blog

チッピングの定義 クライミング3大論争

チッピングの定義と格闘中

クライミングにおけるチッピングの定義と格闘中です。
定義規定を書くのは凄く難しいです。

でも、やんないとマズイよなあ、とイヤイヤやってます。
なにしろ、チッピング問題は、クライミング三大論争の1つですから、正確な定義規定がないと議論が沸騰かつ錯綜してしまうだけで、みんなボロボロになってしまいます、涙。

ちなみに、あとの2つは、ルート横取り?問題、クラック横のボルト問題です(ぼくが勝手にそう決めただけですが)

閑話休題

頭を抱えながら、とりあえずの定義を作成しました。
たたき台です。
ご検討よろしくお願いします。


瑞浪・美少女になされたチッピング

クライミングにおけるチッピングの定義(案)

クライミングにおけるチッピングとは設定・初登されたクライミング課題のホールドないし岩の形状を、当該課題の難易度を改変する目的で変化させる行為をいう。

まず、なぜ、「設定・初登された」があるかを説明します。
なぜなら、開拓段階では、安全の観点から、浮いたフレーク等をハンマーで撤去することがあるからです。単に、ホールドないし岩の形状を変化させる行為としてしまうと、開拓段階の当該行為もチッピングになってしまいます。

この点について、当該行為もチッピングだとする考えがあることは知っています。しかし、議論を深めるためには、まず、ほとんどのクライマーが、それはチッピングだと同意できる定義をつくることが大事と思います。

なお、ホールドだけとせず、岩の形状も追加したのは、既存のホールドを変化させなくても、何もなかったとこに、新たにドリルで穴をあけた場合はチッピングになると考えるからです。

次は、、なぜ「当該課題の難易度を改変する目的で」があるかです。
理由はこんな感じです。

1. 岩は固くても、何度もトライすると、やはり、形状が変化してしまいます。例えば、ホールドがとれちゃったり、丸くなったりします。全部欠けることもあります。スタンスもツルツルになっていきます。これらはチッピングには含まれないと考えます。

2、クライマーではない方が、とあるクライミング課題にノミとハンマーで仏像を掘り、その結果、ホールドが大きくなったり、なくなったとします。これはクライミングにおける「チッピング」でしょうか? 確かに、ノミとハンマーで掘った事によりホールドの形状は変化しています。しかし、ぼくらが問題とする「チッピング」とは別の問題と思います。それで、「当該課題の難易度を改変する目的で」という要件が必要と考えました。

3、要件を「故意に」としなかったのも同じ理由です。非クライマーが仏像を掘る場合、岩を掘る故意(認識・認容)はありますので。

いかがでしょうか?
書いていて、だいぶ疲れてきましたので、著作権法を意識した場合のチッピングの定義(案)を紹介して、本日は終わりにします、笑。

(なお、著作権法適用には、クライミング課題が同法の「著作物」に該当することが前提です。ぼくはこの前提は充たされると考えています。ただ、今のとこ、僕の他に当該主張をしてる人はいなさそうです。少し調べましたが判例も裁判例も発見できませんでした。しってる方がいたらお教えください。)

著作権法を意識した場合のチッピングの定義(案)

(合法に)設定・初登された課題のホールドないし岩の形状を(設定者及び初登者の承諾なしにその意に反して)、変化させる行為。

著作権法違反を問うためには()が必要と思います。

最初の()は、もし不法に設定・初登された課題の場合(例えば、地権者の承諾を得ない場合です)は、公序良俗違反ないし権利濫用で、著作権行使できないと思うからです。

2つ目の()は、著作権法第20条適用のため必要と思います。

著作権法第20条(同一性保持権)
著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。(著作権法第20条の2項の適用例外規定に注意してください)

画家Aが自分の作品を後から修正しても著作権法違反では非常識ですもんね。著作権法違反成立のためには、他人Bが、画家Aの作品に勝手に画家Aの意に反した改変をすることが必要となります。

このことは、クライマー的にはもやもや感が残ります。なぜなら、設定者かつ初登者(=著作権者)が、自分の課題のホールドをノミとハンマーで大きくしたとしても、少なくとも著作権法違反にはならないことを意味するので(クライミングの倫理and/or道義的責任はここでは捨象します)。

初登者自身が、その人の課題をチップしても、法的責任(道義的責任は別です)を問うことはなかなか難しいのです、その岩の所有権者であれば別ですが。

なお、チッピングについて論じる時は、1法的責任と道義的責任の区別、2チッピング問題と自然保護問題との峻別が必要です(eg. 岩を傷つけるという表現に内包される問題)。話が噛み合わなくなり、泥沼化しますから。

上記についてまとめたら、ロースクールで、元裁判長、元検事、弁護士の先生方とディスカッションしてくる予定です。
お楽しみに!!

えっ、ぜんぜん楽しくなさそう。
たしかに、まだ、話は始まったばかりで、もっと、どんどん、ややこしくなりますもんねえ、笑。
  1. 2015/12/17(木) 12:26:17|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://jiyujinclimbing.blog2.fc2.com/tb.php/678-99f7839a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad