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恵那のジムボンクラージュ(半田市Dioも)の代表blog

豊田・古美山「バビロン」5段+見学

昨日は、仕事前、2時間くらい余裕があったので、大田だけでなく、「バビロン」5段+を見学しに豊田・古美山に行ってきました。



初登者の竹内さんのコメントは以下です。
https://instagram.com/p/BNT6zKkAonG/

今回「バビロン」5段+が初登された縄文ハングには、かつてアーティフィシャルルートが一本ありました。
記憶によれば「縄文ハング」という名前で、この岩の最初の「フリークライミング」課題でした。

「縄文ハング」の特徴は、すべてのホールドがポケットで、かつ、そのすべてのホールドが電動ドリルで製造されたルートだという点にありました。「ここはフリーでは絶対無理だから」と、初期の豊田開拓メンバーの一人が、ある日、ボッシュをふるって設定したTR課題でした。

約四半世紀前のことです。もちろん、設定当時も、その是非善悪について議論がありました。「オレは、そんなルートはやらない」という人も当然いました。

「ありました」と過去形なのは2000年代になって下部の穴が埋め戻され、事実上、消滅したからです。ただ、上部のポケットはまだ残っていますから、今でも、その痕跡は確認できます。

昨日はだれもいない古美山で、「バビロン」5段+と「縄文ハング」の痕跡を見上げながら、これがフリーで登れる時代になったんだなあ、と、感慨に耽っていました。

数年前に現役に復帰して、古美山で、かつて山岳会の先輩が「ここはフリーでは絶対無理だから」と、人工ホールドを貼付けた岩が四段というフリーのボルダー課題「小便小僧」になっているの見た時も驚きましたが、昨日もフリークライミングの進化は凄いな、と再認識させられました。

どうやら、そろそろ、現役復帰後、なんどか見上げて、暖めてきたプロジェクトの掃除をする時機が来たような気がします。もちろん、ぼくが初登することは不可能に近いと思いますけど、たぶん、いつか誰かがきっとフリーで登れると思うので。
  1. 2016/11/30(水) 10:19:28|
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