一日中、ロープを、グリグリとユマールで上り下りしていたので、腰と腕が痛いです。
昨日のテーマは、ハンギングビレイ、2ピッチの懸垂下降、ナチュラルプロテクションのセットと回収。

マルチピッチクライミングは、覚えなければならないことが多く、しかも、一つの手順ミスが生死に関わります。
しかも、机上での講習ではダメで、現場でしか伝授できないことも多いんですよねえ。
昔、長者町のシャッツバーム(現ステラアルピーナ)関連のアウトドアクライミングスクールをの主任講師をしていた頃のことです(卒業生は5人くらいしかいない幻のスクール、笑)
懸垂下降の手順をジムと南山で何度も練習したあと、総仕上げのつもりで、受講生と一緒に「がんこ岩」に行きました。
で、「かんたん」をフォローしてもらい、ボクは、こう言いました。
「ここから、懸垂下降します。下降のセットお願いします。で、卒業ですね」
ところが、受講生の方は、「がんこ岩」の雰囲気に圧倒されていて、下降の手順をまったく思い出せません。
いわゆる、頭が真っ白状態です。
やむを得ず、ボクが全部セットし、念のため、上からビレイして下降してもらいました。
あの経験は、教える側としても、非常に勉強になりました。
閑話休題。
昨日の講習は無事に終了。
梅雨が明けたら、みんなで、どこかに登に行こうと思います。
もちろん、田立の不動岩が第1候補です。