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宗宮誠祐のblog

名古屋郊外赤池駅近くのジム自由人の代表(ロックジム破天荒、ボンクラージュ、Dioも)blog

クライミングジム自由人へ初めていらっしゃる方へ

クライミングジム自由人ご来訪前に、本トピック(一番下の「クライミングジム自由人へ初めていらっしゃる方へ」)を、ご一読ください。そして、以下をご用意のうえ、ぜひぜひ、自由人にお越しください。

・動きやすい服装・
・靴下 (レンタルシューズをご利用の方)
・1000円札と小銭少々
・モチベーション

・予約は不要です。

また,姉妹店のロックジム破天荒&クライミングクラブBonCourage&クライミングジムDioもよろしくお願いします.
詳細は以下のHPへどうぞ

ロックジム破天荒
名古屋市緑区鳴海町山腰25.

ロックジム破天荒@名古屋公式HP

クライミングクラブBonCourage
岐阜県恵那市大井町2087-244
クライミングクラブBonCourage@恵那公式HP

クライミングジムDio
愛知県半田市瑞穂町3-8-7
クライミングジムDio公式HP

それでは、クライミングジム自由人,ロックジム破天荒,BonCourage &クライミングジムDioでお会いできる日を、スタッフ一同、心よりお待ち申し上げています。

クライミングジム自由人へ初めていらっしゃる方へ
  1. 2020/01/01(水) 00:00:00|
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 『転がる大根』(5.12C)の思い出とRockClimbing004



RockClimbing004に『転がる大根』が掲載されていました。


『転がる大根』を登ったのは30年くらい前でしょうか?平山君が小川山にこもった翌年の夏。つまり、ヨーロッパに旅立った夏の小川山。あの夏は天候不順で全く登れませんでした。


毎日、雨がブルーシートを叩く音で目覚め、憂鬱な日々をすごしていましたが、やがて怒りが爆発。雨の野郎、人間をなめんぢゃねえと『転がる大根』にタープをかけました。


で、タオルで拭きながらユマールでトライ。『転がる大根』(5.12C)はあの夏の唯一の成果だった気がします。三ツ星のリードルートでした。



その後、ハンガーがはずされたそうです。あれはそのままなんでしょうか?はずすときに初登者の許可を得たのでしょうか?


もし初登者の許可を得ていないなら、その行為は明らかに間違いです。




初登の原状を意図的に変えるときは初登者の許可が必要









まず、ぼくの課題著作物論に照らしあわせると『転がる大根』は著作物ですから、著作者、つまり、初登者の承諾なしに勝手にハンガー外してボルダーにするのは、同一性保持権侵害となる可能性大です。事後承諾と言うのもありますが…


「課題著作物論」なんて、宗宮さんが勝手に唱えている仮説で、裁判所はもちろん学会でも認められていないから、無意味だと言う人には ロイヤルロビンスの初登優先原理 を紹介しておきましょう。以下、『ロイヤル・ロビンスのクリーン・クライミング入門』(森林書房, 1977)より引用します。




ルートのハンガーを勝手にはずしたら、ロビンスの初登優先原理違反


「登山倫理で最も考慮の対象とすべき命題は、既成のルートはできる限り初登のときの姿のままで保護し、あとの者が楽しめるようにしておくこと、ということに尽きる。」


「ルートはいわば芸術作品であり、初登者の創作物である。そこに新たにボルトを打ちこみ、やっかいなルートに仕立て上げることは、初登者を侮辱するのみならず、初登者のとおりにそのルートをトレースしたいと思っている者の楽しみを奪う行為だ。これは他人のものした絵や詩を勝手に「改訂」する行為に等しい。へたでもいいから自分の絵や詩を発表するほうがましというものだ。」


つまり、ロビンスの主張は、てっとり早く言うと、早い者勝ちということです。


確かに乱暴といえば乱暴な主張です。ぼくもそう思います。初登優先原理は最悪の解決法だ、と。ただし、それは、これまでに主張されたクライマーのいろいろな主張を別にすればということなのです。



より良いスタイルで登れば無断改変オーケー論は誤り









ロイヤルロビンスの初登優先原理については、重要な論点があります。それは、ロビンスは自らその禁を破ったということです。何事にも例外があるという理由で。この大きな過ちについてはまたいつか。


もう一つ言及しておこうと思います。初登者の課題を勝手に改変する行為を正当性するために、よく言われる「クライミングの進歩and/orより良いスタイル」論は、他者の作品に手を加える理由付けとしては失当です。


初登者の解釈が気に入らなければ、その「駄作」を登らなければいいのではないでしょうか?


他人のルートのハンガーをはずして、作品を作り変えてしまう必要はないはずです。他の岩に傑作を作ればいいのですから。


もし課題は作品だという考えに同意するのであれば、初登優先原理を例外なく遵守することが最も有益なのだと思います。


このあたり、いつか詳しく述べたいと思いますが、『転がる大根』のハンガー撤去事件について興味のある方は、ロクスノNo.14をどうぞ。




  1. 2017/09/04(月) 11:31:56|
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2017度笠置山新企画第2弾《ルートクライミング体験のお知らせ》

笠置山クライミングエリアでは、2017年度から隔月でクライミング体験会、講習会を開催することになりました。
今月はVol.2「初めてのアウトドア・ルートクライミグ」としてトップローブクライミング体験会を6/25(日)に実施します


 

講習会はアウトドアでのルートクライミグの未経験者、初心者を対象に、アウトドアでのルートクライミグの注意点やアドバイスなどをしながら、笠置山・大岩の初心者向きのルートでトップローブクライミング体験をしていただきます。 これをきっかけにアウトドアでのルートクライミングをはじめてもらえれば、と願っています。シューズ以外の必要なギアはすべてこちらでご用意します(お持ちの方はご持参下さい)。 もちろん、すでにアウトドアでのルートクライミング経験者の方もご参加いただけます。皆様のご参加をお待ちしています!

 

日時:2017年6月25日(日)10:00~16:00 集合場所:
電波塔駐車場に10:00に集合してください。 
参加費:3000円(入山協力金、保険料含む) 
定員:6名 
持ち物:クライミングシューズ、昼食、飲み物、動きやすい服装、防寒着、山道が歩ける靴 
雨天順延です(実施かどうかは前日18時過ぎ、ご連絡します。順延の場合は7/2(日)or 7/9(日)に実施します

 

お申し込み先:メールタイトルを「笠置山クライミング講習会Vol.2 初めてのアウトドア・ルートクライミグ」とし、お名前、ご住所、お電話番号、メールアドレス、性別、生年月日、ボルダリングとルートの最高グレードを記載の上、sohmiyaseiyu@gmail.comまでメールでお申し込みください。

 申し込み締め切り:2017年6月18日(日)
主催:笠置山クライミング協会、笠置クライミングクラブ 

お問い合わせ先:sohmiyaseiyu@gmail.com(担当者=宗宮(笠置クライミングクラブ))
  1. 2017/06/13(火) 14:33:00|
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グッドガバナンス構築の上の最重要ポイント 利害関係人との信頼関係

民事法研究会発行の『スポーツガバナンス実践ガイドブック』は前にも紹介しましたが、協会関係者はもちろん、選手やメーカーなど協会と利害関係にある方にもぜひ読んで頂きたい1冊です。 

今日は、同書の「基本的心構えその1 利害関係人の意見の尊重と信頼関係の構築」から引用して御紹介します。 

選手の意見を聞く機会をしっかり設け、それを団体運営に適切に反映すべし

引用開始 
自ら考えるグッドガバナンスとの関係で、もっとも重要なことは、スポーツ団体に関係する利害関係人(ステークホルダー)の範囲、構成をしっかり把握することと、そうした利害関係人との信頼関係をしっかりと築くことである。スポーツ団体には、選手、監督・コーチ、学校、スポンサー、政府・自治体、その他の資金提供者、メディア、ファン・地域住民など、さまざまな利害関係人が存在する。スポーツ組織の意思決定にあたって、そうした利害関係人の意見を聞く機会をしっかり設け、それを団体運営に適切に反映することによって、利害関係人はスポーツ団体を信頼するようになり、団体の運営は安定するのである。 
引用終了 

クライミングコンペの場合は、もちろん、セッター、ビレイヤー、ホールド提供メーカー、そして、選手の個人スポンサーは当然に利害関係人(ステークホルダーですので、そうした利害関係人の意見を聞く機会をしっかり設けて、もちろん、「聴くだけはきいてやるが、聞き置くだけだ」ではダメで、団体運営に適切に反映することが大事てす。そうすれば、「利害関係人はスポーツ団体を信頼するようになり、団体の運営は安定する」わけですので。 

同書はこう続けます。 

引用開始  
いろいろな人の意見を聴いているとキリがないし面倒だ、文句を言われるだけでろくなことがない、だったら無視したほうがいい、という姿勢だと、結局、あとから不満が噴出して、常に団体運営が安定しない状態になるのである。 
引用終了 

ここは、ジム運営者としては、かなり、耳に痛いところです。がんばります(笑)

 さらに引用します。 

意思決定過程への選手の関与、選手の権利保護、キャリアマネジメントが大事

引用開始  
イギリスのSport and Recreation Allianceが発行するThe Voluntary Code of Good Governance for the sport and recreation sectorは、
意思決定過程への選手の関与、
選手の権利保護、
キャリアマネジメントの3点をスポーツ団体が考慮すべきと指摘している。

 利害関係人と接する際は、まずオープンな心で、予断なく接することが重要である。忙しいのに、こいつらの意見を聴くのは面倒だとか、どうせきっと文句を言ってくるんだろう、こっちは一生懸命やっているのにという「不信」が前提になると、「信頼」は得られない。「信頼」をもって接すれば「信頼」が返ってくるし「本音」をさらせば「本音」を引き出すことができる。

スポーツ団体にとっての利害関係人は、長期間付き合い続けなければならない不可欠のパートナーである以上、その関係は「不信」を前提とする駆け引き的なものよりも、「信頼」を前提とするソーシャルキャピタル的なものを心掛けるべきである。そうすれば、「法」「規則」等の威力に必ずしも頼ることのない、安定的な団体運営が実現できることになる。 
引用終了 

というわけですので、それぞれの立場で、がんばりましょう。 

協会主催ではないW杯の広告掲出はIFSCルール あとはじっくりお話し合いを

幸いにも、協会主催のW杯はしばらくないようですから、広告掲出についてはIFSCルールに従うことにして、その間に、協会と広告代理店の契約内容や協会とスポンサーの契約内容やお金の流れをじっくり説明して説明責任を果たし、場合によっては、契約内容を変更するなどして意思決定過程への選手の関与を図り、納得してもらった上でルールを定めれば良いと思います。 

ちなみに、 Sport and Recreation Allianceのurlはこちらです。
http://www.sportandrecreation.org.uk/
  1. 2017/06/01(木) 09:42:00|
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アメリカW杯 広告規定はIFSCルールに服する?  協会は主催者ではないから

本日は、次のアメリカVAILのW杯での個人スポンサーロゴ掲出の問題を考えてみます。


そのために、まず、八王子W杯を振り返ることにしましょう。八王子W杯で、協会は、個人スポンサーロゴ掲出の禁止を選手に通告したそうです。この通告は、選手の肖像権は協会が一括管理しますと一方的に通告した場合に比べると、協会側に一定の合理性があります。なぜなら協会はIFSCと共にこの大会の主催者だからです。


なぜ主催者は、出場する選手に「こうしなさい、とか、これはダメです」とか強制できるのでしょうか? その法的根拠は何か? これが、今回の核心です。


結論から言うと、2つ理由があります。1つ目は契約です。選手は、大会前に八王子W杯参加にあたって、「八王子W杯についての協会の大会規定を守ります」と、事前に、大会規定を承諾しているように思います(登録選手規定など)。であれば、契約は誠実に守らないといけませんから。


もう1つは、お金を出して会場を借りたのが主催者の協会だからです。これにより、協会は大会期間中はその会場の施設を管理する権利(施設管理権)をゲットしています。この権利を根拠に、会場への入場と退場をコントロールできるのです。


つまり、「あなたは、登録選手規定を破った。緊急理事会を開いた結果、あなたを退場処分にすることを全員一致で決議しました。今から施設管理権を行使します。会場から退場してください」と伝え、ガードマンを呼んで、選手におひきとりいただくことが可能となるわけです。ジムのオーナーが、ルールを守らなかったビジターの入場を拒否したり、見学者に退場を強制できるのも同じ理屈です。オーナーには自分のジムの施設管理権がありますから。


「スポーツイベントの会場となるスタジアムにおいては、主催者がスタジアムを賃借等することで施設管理権を確保できるため、主催者がコントロールすることが可能である」(標準テキスト スポーツ法学)


しかし、次回のアメリカ・VAILのW杯は協会の主催ではないようです。主催はUSA Climbingです。したがって、協会にはアメリカW杯会場の施設管理権はない。ということで、協会が、ない権利を根拠に、個人スポンサーロゴを掲出した選手の入場を阻止したり、退場にすることはできません。


アメリカW杯会場の施設管理権をもっているのはIFSC /USA Climbingです。ですから、IFSCの規則の広告規定を守ればそれで必要にして十分だ。ぼくはそう考えます。


まとめると、次回のアメリカW杯での個人スポンサーロゴ掲出について、協会が施設管理権を根拠にして、選手に注文をつけることはできないということになります。 


ついでに、IFSCの広告規定を見てみましょう。 既にご報告したように、IFSCの広告規定は、面積についての規制はありますが、個人スポンサーロゴ掲出の禁止ルールはありません。というか、IFSCの方針は、少しでも多くのスポンサーをイベントに参加させる、です。したがって、規定に反しない限り、個人スポンサーロゴはOK、望むところなのではないでしょうか?


では、契約はどうでしょうか? 

例えば、仮に、ある選手とスポンサーA社が、「W杯ではスポンサーA社のロゴのみを掲出する。他の個人スポンサーのロゴは掲出しない」という契約を結んでいたとします。この場合は、うっかり、個人スポンサーのロゴを掲出しちゃったら、その選手はA社との契約を破ったことになりますから、A社から制裁を受ける可能性があります( IFSCの規則には違反していないのでIFSCからの制裁はありません)。


というわけで、選手の方は、自分がスポンサーとどんな契約をしているかをチェックする必要があります。


もちろん、協会との間の契約や提出した承諾書がある場合は、その内容を遵守しなければなりません。そうしない場合は、不利益処分and/or損害賠償請求を受ける可能性が発生することを視野に入れなければなりません。


一方、上記の契約やら承諾書がないなら、先に書いたように、IFSCのルールを守ればそれで必要かつ十分だと、少なくとも、ぼくは思います。つまり、次回のアメリカW杯での個人スポンサーロゴ掲出は、主催者のIFSCの広告規定の範囲であれば、大丈夫ということです。


これを協会の側から見ると、次回のW杯で、協会が個人スポンサーロゴ掲出を制限するには、例えば、個人スポンサーロゴは出しません、という選手の承諾を取り付けることが必要不可欠ということです。


以上、次戦以降のW杯での個人スポンサーロゴ掲出の法的問題についての私見を述べました。間違いがありましたら、ぜひご指摘下さるようお願いいたします。


なお、今回の話をクライミングジムにたとえておきます。そのほうが、わりやすそうなので。


ジムAでは液体チョーク禁止です。にもかかわらず、ジムAに登りにきた宗宮さんは、「オレは液チョー使いたいんだ。ルールなんか知ったことか」と、液チョーを使って登ります。怒ったジムAの店長は、宗宮さんをジムAから退場させました。これは納得できるケースです。


一方、以下は納得できない、むちゃなケースです。


液チョー禁止ルールに違反しジムAを退場させられた宗宮さんはジムBに行きます。 なぜなら、ジムBでは液チョーOKだからです。 ちなみに、ジムBとジムAは系列店で、ジムBが本店、ジムAは支店という関係にありますが、本店Bは昔からの伝統で液チョーOKなのです。


さて、 宗宮さんが液チョーをつけてジムBで登っていたら、ジムAの店長が研修のためにジムBにやってきました。で、液チョー使ってBジムを登る宗宮さんを目撃したとします。


ジムAの店長は「また液チョー使った」と、宗宮さんをジムBから退場させることはできるでしょうか?


できないはずです。

もしそんなことしたら、本店Bの店長が仰天するでしょう、「なに考えてるんだ。ここの店長はオレだ、君に、宗宮さんを退場にする権利なんかない。第一、ここは液チョー禁止してない!」と。

  1. 2017/05/30(火) 20:26:25|
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